20代、理想の結婚観とは?
晩婚化の象徴ともいえる「独身貴族」「お一人様」なる言葉を耳にしますが、本当のところはどうなのでしょうか?実は、厚生労働省の調べによると、ここ数年「結婚したい」と願う20代独身者が急上昇中なのです。
アンケート結果によると「絶対したい」「なるべくしたい」と回答した男性は61.9%、女性はなんと75.6%も!!つまり、20代の4人に3人が「結婚したい!!」と真剣に考えているのです。
しかしながら、「付き合っている人が現在いるか?」という質問に対しては、「はい」が半数以下。男性においては4人に1人しか彼女がいないという状況です。つまり『結婚したい!』と思っている人には大チャンスの時期なのです。
では、実際に「異性と付き合う」や「結婚」の理想像はどうなっているのでしょうか?とあるファッション雑誌のアンケート結果では「結婚するまでにつき合いたい人の数」において、
女性・・・2.5人
男性・・・2.8人
という結果がでました。思いのほか少ないと感じたのは管理人だけでしょうか?「多くの人と付き合って異性を見る目を養いたい」という考え方よりも「ひとりの人とじっくり付き合っていきたい」と考える傾向にあるようです。
理想の交際期間は6割近くが2~3年と回答。そして、最終的に「結婚したい年齢」は、
女性・・・26.6歳
男性・・・27.6歳
現実的には、現在の平均初婚年齢は女性が29.0歳、男性が30.7歳ですので、理想とする結婚適齢期から3年後くらいに結婚できたというのが現状です。
では、現実の数字よりも本当は「もっと早く結婚したい」と思っているのはなぜでしょうか?それは「パパ、ママになりたい年齢」特に女性にとっては「出産のタイミング」が大きく関係しています。
6割の独身者が「子どもは2人欲しい」と考えています。女性は26歳くらいで結婚して、27歳くらいで1人目を妊娠・出産。30歳前にはできれば、もう1人…なんてのが理想のようで、「妊娠」「出産」「子育て」という大きな役割がある女性の方が、結婚に対して積極的といえます。
結婚生活については、どのような理想があるのでしょうか?
「結婚に至るまで」の理想像は、男女でそこまでの大きなズレはないのですが「結婚後の理想の生活」は男女では若干の差が生じています。例えば、結婚したいと考えている女性のうち、26.8%は「結婚後は仕事を辞めたい」と考えている一方、男性の8割以上は、女性に300万円以上の収入を望んでいます。
「結婚したい理由」の質問に対して「安心・安定」と回答した女性が50%に対して、男性は30%以下という数字からも、女性は結婚したら男性に頼りたいと考えている一方、男性は結婚しても結婚前と変わらず女性に働いてもらいたいと考えが読み取れます。
今の時代は結婚後に、男性が一家の大黒柱として働き稼ぐことが難しい世の中になっているというのもありますが、男性も多趣味になり「自分の趣味に力を入れたい」という願望などもあり、男性においては「自分の自由がなくなる」ことを懸念して、女性よりも結婚に対して若干消極的になっているともいえます。
いずれにせよ、「20代のうちに結婚はしたい!!」というのは男女共通の願望。理想通りの20代の結婚を誰しもが手に入れることは難しいでしょうが、一緒に苦楽を乗り越えていく相手を探すチャンスは沢山ありそうですね。
・統計の出典元
ハナクロ(http://www.hanakuro.jp/dating/17599/)
キャリコネ(https://news.careerconnection.jp/?p=14687)